借りる

ゆうちょ銀行(郵便局)でお金を借りる方法は3つ!自動貸付以外の方法や特徴も紹介

ゆうちょ銀行でお金を借りる

郵便局が取り扱うゆうちょ銀行には、お金を借りる方法が3種類あります。

ゆうちょ銀行でお金を借りる代表的な方法は、貯金があると利用できる貯金担保自動貸付です。

総合口座に貯金があれば、審査なしで誰でも借り入れできる制度。

ゆうちょ銀行ではカードローンの取り扱いを終了していますが、貯金担保自動貸付でも最短当日の融資が可能です。

一般的なカードローンとは借入方法が異なるため、事前に借り方を確認しておきましょう。

Contents

ゆうちょ銀行(郵便局)でお金を借りる方法は3種類

郵便局では、郵便サービスのほかに各種貯金借り入れも多く取り扱っています。

現在ゆうちょ銀行(郵便局)で3種類のお金を借りる方法は以下のとおりです。

  • 貯金担保自動貸付け
  • JP BANKカードのキャッシング枠
  • かんぽ生命の契約者貸付け

総合口座に貯金がある人は、審査なしで貯金担保自動貸付けを利用できます。

カードローンのように担保なしで自由な借り入れがしたいなら、JP BANKカードのキャッシングが最適。

クレジットカードとしても利用できるので、支払い面でも役立てられます。

かんぽ生命で保険を契約している人は、契約者貸付を利用しましょう。

貯金担保自動貸付は定額貯金担保にして貸付をする制度

  • 借入時に審査不要
  • 未成年や学生、無職の人も借入可能

自動貸付は定額預金や定期貯金を担保に借り入れるため、審査がありません。

利用の際の契約も不要で、キャッシュカードまたは総合口座の通帳があれば、当日中に借り入れができます。

年齢制限も設けていないので、貯金があれば以下の人でも借入可能です。

  • 学生
  • 専業主婦
  • 無職

担保定額(定期)預金を利用しているなら、消費者金融や銀行カードローンの審査に落ちた人でも融資を受けられます。

借入方法は、店頭窓口もしくはゆうちょ銀行ATMの2つです。

ATMでの引き出し限度額は、1日50万円までと決まっています。

50万円以上を引き出したい人は店頭窓口を利用してください。

貯金担保自動貸付の借入限度額は、以下のうちいずれかに当てはまる金額です。

  • 担保定額(定期)貯金額の90%まで
  • 1冊の総合口座通帳につき300万円まで

300万円以上の借り入れがしたい人は、2冊以上の総合口座に定額(定期)預金をしてください。

貯金担保自動貸付には、貸付回数に制限がありません。

手持ちの現金が多いと無駄遣いしがちな人は、こまめにお金を引き出すと浪費を防げます。

返済時も返済回数や金額に制限がなく、期限内に返済できれば問題ありません。

貸付期間は、借り入れをした日から2年間です。

消費者金融は返済日と返済額が決まっているため、出費が多い月の返済はやりくりが厳しくなりがち。

貯金担保自動貸付は、返済期間内なら自分で返済日や金額を決められます。

金銭的にも精神的にも余裕を持って返済を行えるのがメリットです。

JP BANKカードには最大50万円のキャッシング枠が付帯している

JP BANKカードには最大50万円のキャッシング枠が付帯しており、クレジットカードを持っていれば当日融資も可能です。

JP BANKカードとは、ゆうちょ銀行が取り扱うクレジットカード

ゆうちょ銀行キャッシュカードと一体化したカードを選べるため、カードを持ちたくない人に最適です。

クレジットカードの種類は、以下の4つです。

カードの種類 年会費 申込対象者 キャッシング枠
ALente 初年度:無料
翌年度以降1,375円※1
満18歳以上29歳以下(高校生を除く) 0〜30万円
EXTAGE 5年間年会費無料 満18歳以上29歳以下 社会人:0〜50万円
学生:なし
ゴールド 11,000円 満25歳以上 0〜50万円
一般カード 初年度:無料
翌年度以降1,375円※1
満18歳以上(高校生を除く) 0〜50万円

年1回の利用で翌年度の年会費が無料※1

最大50万円のキャッシング枠が必要な人は、EXTAGEもしくはゴールドカード、一般カードいずれかの申し込みをしてください。

クレジットカードの発行には、申し込みから3〜4週間ほどかかります。

すでにカードを持っている人なら、当日融資が可能です。

当日融資を受けたい人は、ゆうちょ銀行ATMもしくは提携先ATMを利用してください。

借入方法には、電話やインターネットからの振り込み申し込みもあります。

申し込みは24時間365日受け付けているものの、振り込まれるまで5営業日かかります。

即日借入が必要な人は、ATMの利用が最適。

借り入れの際には、クレジットカードの暗証番号が必要です。

暗証番号を忘れた人は、JP BANK カードデスクに問い合わせてください。

電話番号と受付時間は、以下の通りです。

電話番号 受付時間
0120-933-000 9:00~17:00
(年中無休ただし12月30日~1月3日を除く)

クレジットカードを持っている人なら、審査なしで利用可能。

キャッシングの利用予定がある人は早めに申し込みしておきましょう。

かんぽ生命の契約者貸付は保険の契約を継続しながら借り入れが可能

かんぽ生命の契約者貸付は、保険の契約を継続しながらお金を借りられます。

契約者貸付とは、契約を解約したときに支払われる返戻金(還付金)を借り入れできる制度。

保険を解約して返戻金を受け取ると、病気や事故に遭ったときに保険の補償を利用できません。

契約者貸付なら返戻金を利用しつつ保険の契約は継続しているため、万が一のときも保険が下りるため安心です。

審査は不要なので、消費者金融の審査に落ちた人でも借り入れが可能。

ただし、契約者貸付が利用できるのは保険契約者のみで、被保険者は利用できません。

借り入れの手続き方法は、以下の2つ。

  • 郵便局の窓口
  • インターネット

インターネットからの手続きは、かんぽ生命のマイページにログインするだけ。

スマホやパソコン1つで振込手続きが完了し、貸付金額の上限も確認可能です。

郵便局の窓口からの手続きをする際は、以下の必要書類を準備してください。

  • 保険証券(保険証書)
  • 印鑑
  • 保険契約者の本人確認書類
  • 保険契約者名義の預金通帳またはキャッシュカード

預貯金口座への振り込みで受け取りができます。

振込日は、以下の通りです。

受付日 振込日
月〜金 9:00〜13:59 当日中
月〜金 14:00〜23:29 翌営業日

休日および年末年始(12/31〜1/3)を除く

かんぽ生命の貸付期間は、貸し付けの翌日から1年間です。

返済日や返済金額は決まっていないため、好きなタイミングで返済してください。

返済方法は、以下の2つから選べます。

  • 郵便局の窓口
  • マイページ

1年以内に返済ができなければ、借り換える方法もあります。

毎月手続きをすると、満期や死亡で契約が終了するまで借り入れ可能。

手続きをせずに1年経過すると貸付利率が上乗せされてしまうため、返済総額が膨らみます。

2年経過後は強制的に保険金が減額されるので、借り入れ期間を延長したい人は忘れずに借り換え手続きを行なってください。

ゆうちょ銀行のカードローン「したく」は終了している

ゆうちょ銀行が以前提供していたカードローン「したく」は、2018年10月に終了しました。

「したく」はスルガ銀行と業務提携して運用していたカードローンです。

スルガ銀行との業務提携が終了し、「したく」のサービスも廃止されました。

現在、ゆうちょ銀行はソニー銀行とSBI新生銀行の2行と業務提携していますが、カードローンの取り扱いは行っていません。

「したく」を以前利用していた人も、現在は返済のみで追加の借り入れは不可です。

担保のないカードローンでの借り入れを希望する人は、ゆうちょ銀行以外の銀行を利用しましょう。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付でお金を借りるには?

ゆうちょ銀行では、貯金担保自動貸付けを使えば、お金を借りることができます。

貯金担保自動貸付は、ゆうちょ銀行の預金口座を持っているだけでは利用できません。

サービスの利用条件は、担保定額貯金または担保定期貯金を行っていることです。

いずれも総合口座で積み立てて貯金しておくもので、現在すでに貯金がある人のみ利用できます。

対象の定額貯金や定期預金を利用しているか分からない人は、普通預金通帳を確認してください。

通常貯金の項目と別に後半ページに「担保定額貯金/担保定期貯金 預入明細」のページがあります。

定期(定額)貯金の情報が記載されていれば、貯金担保自動貸付を利用可能。

ただし、預り年月日の日付の前に「#」の表示がある人は、自動貸付の対象外です。

自動貸付を利用したい人は、必要書類を用意して郵便局の窓口で申し込みをしてください。

必要書類は、以下の3つです。

  • 総合口座通帳
  • お届け印
  • 本人確認書類

手続きが完了すると、自動貸付を利用できます。

国債と財形貯金を担保にする自動貸付は終了している

以前は貯金を担保にする貸し付けのほかに、国債や財形貯金を担保にした自動貸付サービスも行っていました。

国債担保貸付と財形貯金担保貸付は2019年3月末をもって新規受付を終了しており、現在は取り扱いがありません。

現在は総合口座の貯金担保自動貸付のみです。

窓口に行っても借りられないので、他の借入方法を検討しましょう。

貯金担保自動貸付を利用する流れ

貯金担保自動貸付は、ゆうちょ店頭窓口とATMのいずれかからお金を借りられます。

店頭窓口で借りる際は、以下の持ち物が必要です。

  • 総合口座通帳
  • 届け印
  • 本人確認書類(顔写真付き)

便利なのはATMでの操作ですが、通常貯金の残高を残しておきたいなら窓口を利用する必要があります。

窓口で必要な本人確認書類は、原則顔写真付きの書類です。

顔写真がない書類しかない人は、追加で以下の書類が必要です。

  • 現住所が書かれている公的書類
  • 国税、地方税の領収証書
  • 公共料金の領収書

必要な持ち物をすべて揃えてから、ゆうちょ銀行の窓口に行きましょう。

ゆうちょ銀行ATMで借り入れをする手順

ゆうちょ銀行ATMを使って貯金担保自動貸付を利用する手順は、以下の2ステップです。

  1. 手続きをする
  2. ATMから必要額を引き出す

貯金担保自動貸付は、基本的には申し込みは不要ですが、担保定期(定額)貯金の枠内に記載されている「お預かり年月日」の前に「#」が書かれてある人は手続きが必要です。

以下の必要書類を持って、郵便局の窓口で手続きを行ってください。

  • 総合口座通帳
  • お届け印
  • 本人確認書類

担保定期(定額)貯金の欄に「#」の記載がない人は、通常通りにATMを利用してお金を引き出してください。

通常の預金通帳であれば、残高が0円になった時点でお金は引き出せません。

自動貸付を利用すると、残高が0円でも普段通りに現金を引き出せます。

例えば、10万円が必要なものの、通帳の残高には3万円しか入っていないとします。

ゆうちょ銀行ATMからキャッシュカードまたは通帳を使って10万円を引き出すと、残高の3万円を差し引いた7万円が借入金額に。

通帳の残高には「-70,000」と表記されます。

返済時の手続きも不要で、借り入れした口座に借入金と利息額を預け入れるだけ。

すぐに利用できるため、緊急で現金が必要になったときもスムーズに準備ができます。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付でお金を借りるメリット!審査なしで何度でも利用できる

ゆうちょ銀行でお金を借りると、カードローンとは異なる独自のメリットがあります。

貯金担保自動貸付ならではのメリットは以下の4つです。

  • 担保があるため審査なしで借り入れできる
  • 1,000円単位で何度でも利用できる
  • ATMでキャッシュカードや通帳を使って借り入れできる
  • 在籍確認がなく家族にバレにくい

担保ありの貸し付けは、他で融資を受けるよりも借り入れまでの流れが異なります。

審査なしで利用できるので、通常カードローンの審査に通らない無収入の人でも借入可能。

審査結果を待つ必要なく、キャッシュカードか通帳があればすぐにお金を受け取れます。

在籍確認もないので、電話によって職場や家族に借り入れがバレたくない人にも向いている方法。

借り入れは1,000円単位で、必要な分だけ引き出せばOKです。

担保があるため審査なしで借り入れできる

ゆうちょ銀行の自動貸付は、審査なしで借り入れができます。

カードローンで契約時に審査が必要なのは、返済能力の有無を確認しなければならないからです。

無担保で返済不能となれば、貸した側はお金を回収できず、大きな損となります。

貯金担保貸付は担保ありの借入方法です。

担保となるのは、担保定額貯金または担保定期貯金のいずれか。

自動貸付で借りたお金を返済できないときは、担保とした貯金から差し引いて返済します。

貸し倒れてもゆうちょの損にならないので、審査不要で借入可能です。

本人に収入があるかは関係なく借りられるため、無職がお金を借りる方法としても活用できます。

  • 収入を得ておらず自分名義でカードローンを申し込めない
  • 信用情報に傷がついていて審査に通らない
  • 総量規制以上のお金を借りたい

上記に当てはまる人は、ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付が適しています。

1,000円単位で何度でも利用できる

ゆうちょ銀行の自動貸付は、1,000円単位で何度でも借り入れできます。

一般の銀行カードローンでは、1万円からしか借りられないケースも多いです。

一般銀行カードローンの借入最低金額
銀行名 借入最低金額
三菱UFJ銀行「バンクイック」 1,000円
楽天銀行スーパーローン 10万円
三井住友銀行カードローン 1万円

必要な金額が3,000円でも1万円借りなければならず、利息は1万円分かかります。

手元に使えるお金が多いと不必要な出費が増える恐れも。

ゆうちょ銀行の自動貸付なら1,000円単位で借りられるため、必要最低限の借り入れで済みます。

余計な出費を防ぎ、利息の節約にもつながるので大きなメリットです。

自動担保貸付は、限度額の範囲内なら何度でも繰り返し借り入れできます。

まとまった借り入れだけでなく、「食費で2,000円だけ足りない」「飲み会に行く5,000円が欲しい」といった用途にも向いています。

ATMでキャッシュカードや通帳を使って借り入れできる

ゆうちょ銀行の自動担保貸付は、キャッシュカードや通帳があれば借入可能です。

ATMからキャッシュカードや通帳のみで借りられるメリットは以下の2つ。

  • ローンカードの発行を待つ必要がなく、管理が楽
  • 借り入れが周囲にバレにくい

自動担保貸付は、預金残高を超えて払い出しをすると自動的に貸し付けが行われます。

例えば口座残高が2,000円のときに5,000円引き出すと、不足分の3,000円が自動融資される仕組みです。

いつも使っている口座のキャッシュカードと通帳だけで手続きできるため、ローンカードを発行する必要がありません。

ローンカードが届くのを待つ時間もなく、これまで通りキャッシュカードと通帳の管理のみで済みます。

貯金で使うキャッシュカードや通帳でお金が借りられるので、お金を借りていると気付かれにくいのもメリット。

利用明細や通帳の残高がマイナス表示になるので、家族に見られると怪しまれる可能性があります。

家族にバレたくないなら、明細や通帳を見つかりにくい場所に隠しましょう。

ゆうちょ銀行では、スマホで通帳を確認できる「ゆうちょダイレクト」を提供しています。

通帳を手が届きにくい場所に隠しても、ゆうちょダイレクトで管理できるため不便に感じません。

消費者金融のように在籍確認がなくバレにくい

ゆうちょ銀行の自動担保貸付では、在籍確認が実施されません。

在籍確認とは、消費者金融や銀行カードローンで行われる審査の一環です。

申込時に入力した勤務先で本当に働いているか、継続収入の有無を確認するために行われます。

在籍確認は電話で行われるケースが多く、職場で借り入れがバレる原因の1つにもなりかねません。

最近はカードローンの申し込みがバレないよう社名を名乗らない金融機関がほとんどですが、職場で怪しまれないよう電話を避けたい人は多いです。

ゆうちょ銀行は担保がある貸し付けなので、継続収入があるか審査する必要がありません。

働いていなくても借り入れできるので、職場への電話連絡は不要です。

収入証明書の提出も必要なく、職場に怪しまれず借り入れできるのがメリット。

職場への電話連絡を避けたい人は、ゆうちょ銀行の自動担保貸付を最優先に利用しましょう。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付にはデメリットも!限度額は貯金金額の90%まで

メリットの多いゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付ですが、少ないながらデメリットもあります。

自動担保貸付のデメリットは以下の2つです。

  • 貯金金額の90%以内しか借りられず高額融資には不向き
  • 返済期限が近づくと案内ハガキが届く

ゆうちょ銀行では担保を元にお金を貸すため、融資金額に限りがあります。

どれだけ収入があっても、300万円以上の高額融資には対応していません。

返済期限の直前には、必ずはがきが届くのもデメリットに感じる人が多いです。

郵送物を避けられないので、家族に見つかって借り入れがバレるリスクもあります。

貯金金額の90%以内しか借りられず高額融資には不向き

貯金担保自動貸付の融資限度額は、貯金金額の90%以内かつ300万円までと決まっています。

ゆうちょ銀行で借りられる金額例
貯金金額 10万円 50万円 500万円
貯金金額の90% 9万円 45万円 450万円
実際に借りられる金額 9万円 45万円 300万円

例えば定期預金が50万円の人は、45万円まで借入可能です。

定期預金が500万円ある人は90%が450万円なので、上限の300万円までに制限されます。

貯金が10万の人は、最大で9万円までしか借り入れできません。

銀行カードローンより借入限度額が少なく、本来希望した金額を借りられない可能性も。

300万円以上は借りられないので、高額融資には不向きです。

50万円借りたい人は55万円以上貯金が必要。

もともと多額の貯金がなければまとまったお金の借り入れができません。

貯金金額が少ない人は、収入によって高額融資も望める他社カードローンの併用も検討しましょう。

返済期限が近付くと案内ハガキが届く

ゆうちょ銀行で借りたお金の返済期限が近づくと、返済に関する案内ハガキが郵送されます。

返済期限と金額が書かれたハガキで、必ず発行されるため郵送を防げません。

返済について書かれたハガキが家族に見つかると、お金を借りているとバレる可能性が高いです。

貯金担保自動貸付の返済期限は以下のいずれかで決まります。

  • お金を借りた日から2年
  • 借入日から2年以内に貯金の満期を迎える場合は、満期の日
貯金担保自動貸付の返済日が決まる例
Aさん Bさん
借入日 2023年2月14日
返済期限 2025年2月14日
担保とした貯金の満期 2030年5月30日 2024年5月30日
実際の返済期限 2025年2月14日 2024年5月30日

Aさんは貯金の満期が返済期限よりもあとなので、2年後の2025年2月14日までに返済すればOKです。

Bさんは貯金の満期が返済期限より先に来るため、満期である2024年5月30日までに返済しなければなりません。

ゆうちょ銀行からのハガキは、それぞれの返済期限が近付いたタイミングで郵送されます。

貯金の満期を確認しておかないと、想定より早くはがきが届く可能性も。

返済期限を把握しておき、可能ならハガキが来る前に完済しましょう。

完済が難しい人は、こまめに郵便受けをチェックしてハガキを隠すのが得策です。

ゆうちょ銀行のJP BANKカードでお金を借りるには?

JP BANKカード

ゆうちょ銀行では、JP BANKカードというクレジットカードを取り扱っています。

ゆうちょ銀行キャッシュカードと一体化でき、利用によりポイントが貯められるので現金払いよりお得。

貯まったポイントは、別サービスのポイントに変換して使用できます。

  • ANAマイレージクラブ
  • auポイントプログラム
  • 楽天Edy
  • Tポイント
  • dポイントクラブ
  • ショップdeポイント
  • ビックポイントサービス(ビックカメラ)
  • 楽天ポイント

JP BANKカードには、ショッピング枠のほかにキャッシングも利用できます。

JP BANKカードのキャッシングは、審査によって最大50万円まで借入可能です。

JP BANKカードのキャッシングでお金を借りる方法は以下の3つ。

  • ゆうちょ銀行、または提携ATMからの引き出し
  • インターネットでの振込申請
  • 電話での振込申請

自分の都合に合った方法で、

JP BANKカードで借り入れをするメリット

JP BANKカードは一般のクレジットカードとほぼ変わらないので、キャッシングのメリットも多いです。

JP BANKカードでキャッシングするメリットは以下の通り。

  • キャッシュカードと一体型で借り入れがバレにくい
  • 金利が年15.0%で他社クレジットカードより低金利
  • 即日融資が可能

JP BANKカードは、ゆうちょ銀行キャッシュカードと一体型で発行できます。

いつも使っているキャッシュカードでお金を借りられるので、手続きを見られても怪しまれません。

キャシングリボ・キャッシング一括払いともに年利15.0%で借入可能。

他の銀行系クレジットカードのキャッシングと比較した結果が以下の通りです。

クレジットカード名 キャッシング金利(年)
JP BANKカード 15.0%
三井住友カード 18.0%
三菱UFJニコスカード 14.95%~17.95%

同様に、流通系クレジットカードの多くがキャッシング利率を18.0%としています。

JP BANKカードは他社クレジットカードよりも利率が低い傾向にあり、利息が抑えられる点は大きなメリットです。

キャッシングリボ払いで10万円を毎月5,000円ずつ返済したときの返済総額は以下の通り。

金利 返済総額
18.0% 11万7,239円
15.0% 11万4,361円

参考:キャッシングリボ返済シミュレーション

金利が3.0%違うと、利息は約3,000円低くなります。

少しでも利息を抑えたいなら、金利が低いJP BANKカードを選びましょう。

担保となる貯金やかんぽ生命の契約者でなくても借りられる

ゆうちょ銀行で利用できる借入方法のうち、JP BANKカードのキャッシングは唯一担保なしで借り入れできます。

貯金担保貸付とかんぽ生命の契約者貸付は、担保がないとお金を借りられません。

クレジットカードを発行し、キャッシングの審査に通過すれば利用可能です。

担保がない代わりに、継続収入が必要で審査に通過しなければなりません。

担保が用意できない人は、JP BANKカードに申し込んでキャッシングを利用しましょう。

JP BANKカードで借り入れをするデメリット

JP BANKカードのキャッシングには、いくつかのデメリットもあります。

JP BANKカードでお金を借りる際のデメリットは以下の3つです。

  • 振込に時間がかかる
  • 審査に通過しないと利用できない
  • ゆうちょ銀行の口座を持っている必要がある

JP BANKカードのキャッシングの大きなデメリットは、振込に時間がかかる点です。

ATMならすぐに現金を引き出せますが、インターネットや電話で振込依頼すると5営業日ほどかかります。

他の金融機関では、融資を申込んだら即日振り込みを実行するカードローンが多いです。

「申し込んだらすぐに借りられる」といった感覚で利用すると、欲しいタイミングでお金を受け取れない可能性があります。

早くお金を借りたいなら、クレジットカードをATMに挿入してお金を引き出す方法を選びましょう。

クレジットカードであるため審査が必要

JP BANKカードのキャッシングは、利用時に審査が必要です。

キャッシングは担保なしで貸し付けするため、本人の収入や返済能力が重視されます。

返済能力がない人は貸し倒れのリスクがあるため審査通過できず、借り入れできません。

JP BANKカードで審査が行われるタイミングは、以下の3つです。

  • クレジットカードを申し込むとき
  • 発行済みのクレジットカードにあとからキャッシング枠を付帯するとき
  • キャッシング枠を増額したいとき

後からキャッシング枠を付帯するときは、Webだけで手続きが完結できません。

まずは申込書の資料請求を行い、書類に記入して提出するアナログな方法です。

クレジットカード作成時にキャッシング枠も申し込んでおくと手続きがスムーズに進みます。

ゆうちょ銀行の口座をもっていなければならない

JP BANKカードのキャッシングを利用するには、ゆうちょ銀行の口座が必要です。

口座開設は通帳の発行がない「ゆうちょダイレクト+(プラス)」のみ郵送で開設手続き可能。

紙の通帳が必要な場合はゆうちょ銀行窓口に行って手続きしなければなりません。

ゆうちょ銀行の窓口は平日9時~16時までで、土日祝日は休業。

仕事の都合で平日時間が取れない人は、口座開設も難しいです。

ゆうちょダイレクト+で口座を作成するか、新しい口座開設が不要な他ブランドのクレジットカードを選びましょう。

JP BANKカード以外の一般的なクレジットカードは、口座指定なしのケースがほとんどです。

JP BANKカードを申し込む流れと発行方法

JP BANKカードの申し込みは、Webまたは窓口のいずれかから選べます。

すでにゆうちょ銀行口座を持っていて、口座に登録された住所と現住所が同じであればweb完結でカードが作成可能。

もし口座がない、口座を作ってから住所が変わっている人、ゆうちょ銀行窓口でのみ申し込みしましょう。

窓口で申し込むときは、JP BANKカードの入会申込書が必要です。

入会申込書は事前にWebで申し込みできるため、家で記入してから窓口に行けば手続きの時間を短縮できます。

JP BANKカードは、一般カードであれば高校生を除く満18歳以上で、日本国内に在住していれば申込可能です。

ゆうちょ銀行のかんぽ生命の契約者貸付なら即日の借り入れにも対応

ゆうちょ銀行から申し込めるかんぽ生命には、契約者がお金に困った時に貸し付けを行う「契約者貸付制度」があります。

すでにかんぽ生命で契約している人は、契約者専用サイト(マイページ)から借入可能。

窓口に行く必要もないので、来店の時間が取れない人でもまとまったお金を借りられます。

かんぽ生命の契約者貸付で借り入れをするメリット

契約者貸付は担保があるので、審査なしで即日融資できるのが大きなメリットです。

申込時から借り入れまでがスムーズに行えて、金利が低いので総返済額が抑えられます。

ゆうちょ銀行のかんぽ生命でお金を借りるメリットは以下の通りです。

  • 審査なしで即日融資できる
  • 他のカードローンより低金利で借りられる

即日融資も対応しており審査なしでも借りられる

かんぽ生命の契約者貸付は、審査不要で最短即日融資も可能です。

解約返戻金を担保にお金を借りるため、本人に返済能力がなくてもOK。

返済できなかったときは返戻金から差し引かれるため、貸し倒れのリスクもありません。

在籍確認も行われないため、職場に借り入れがバレるトラブルもありません。

契約者貸付は保険を契約している本人しか利用できないので、契約者の家族が勝手に申請しても借入不可です。

必ず契約者本人が手続きを行ってください。

ローン審査では必ず行われる、信用情報機関への照会がないので延滞履歴があっても借入可能です。

契約者貸付の申請はWebから可能で、昼ごろまでに申し込めば最短即日で振込を受けられます。

他社のカードローンより低金利で借りられる

かんぽ生命の契約者貸付は金利2.5%~6.0%ほどと、低金利で借り入れできます。

消費者金融のカードローンは実質年率3.0%~18.0%ほどで高い傾向。

初めての利用者は上限金利が適用される可能性が高く、アコムで50万円借りるなら金利は18.0%となる可能性が高いです。

一方、契約者貸付の利率は高くても6.0%前後と、消費者金融の半分以下の金利です。

利率は保険に加入した時期によって定められ、平成11年4月1日から平成19年9月30日までの間に加入した人は最も低い2.5%が適用されます。

借り入れから2年目以降は金利が2.5625%に上がるものの、消費者金融よりは大幅に利息をおさえられます。

18.0%と2.5%では具体的に金利差がどれほど総支払額に影響するのか、10万円を1カ月間借りた場合の利息で比較しました。

金利 1ヶ月で発生する利息
2.5% 206円
18% 1,389円

10万円の借り入れだと1ヶ月で1,000円以上の利息差が生まれます。

利息を抑えたいなら、かんぽ生命の契約者貸付が最適です。

かんぽ生命の契約者貸付で借り入れをするデメリット

かんぽ生命でお金を借りるときは、事前に確認しておきたいデメリットがあります。

かんぽ生命でお金を借りるデメリットは以下の2つです。

  • かんぽ生命で保険の契約をしていなければ借りられない
  • 返済期限が1年間しかない

融資を受けるにはかんぽ生命の対象商品で契約している必要があります。

借りられたとしても、返済期限が1年と短いのも契約者貸付の特徴です。

そもそもかんぽ生命の契約者でなければならない

契約者貸付はかんぽ生命にお金を預けている人向けの制度で、貸し付けの対象も契約者のみです。

かんぽ生命の金融商品すべてで契約者貸付を利用できるわけではありません。

契約者貸付を利用できるのは、解約返戻金がある保険のみです。

  • 定期保険
  • 終身年金保険
  • 財形商品
  • 確定拠出年金

返戻金がない上記の保険は、契約していてもお金を借りられません。

融資金額の基準となる払戻金は、毎月保険料を払って積み立てています。

契約者でも契約年数が浅すぎると、借入金額が少ない可能性があります。

まとまったお金を借りたいなら、5年以上契約してから利用してください。

返済期限が1年間とかなり短い

かんぽ生命の契約者貸付は、返済期限が1年と決められています。

毎月定額支払って返済するシステムはなく、お金の都合がつき次第返さなければなりません。

更新の手続きをすれば貸付期間をもう1年伸ばせますが、最大2年以内に完済が必要です。

期限内に支払えなかったら積み立てた保険料から支払われ、受け取れる保険金は減されます。

単純に返済額を引くだけでなく運用益や利息も差し引かれます。

元金よりも大きい額が払戻金から引かれるため、「損をした」と感じる可能性も。

大幅な減額は将来設計に大きく関わるので、審査の有無に関わらず確実に返済できる金額を借りましょう。

かんぽ生命の契約者貸付を利用する流れ

かんぽ生命で契約者貸付を利用する方法は以下の2通りです。

  • Webの会員サイトから申し込む
  • ゆうちょ銀行のかんぽ保険窓口に行く

窓口を利用するときは、以下の書類を準備しましょう。

  • 保険証券(保険証書)
  • 印鑑
  • 契約者の本人確認書類
  • 契約者名義の預貯金通帳またはキャッシュカード

本人確認書類は顔写真がある書類なら1つのみの提出で大丈夫です。

健康保険証や年金手帳など顔写真が無いものは2種類揃えるか、公共料金の領収書と組み合わせて提出しなければなりません。

準備ができたら窓口で手続きを進められますが、200円の収入印紙を貼った貸付申込書が必要です。

申込内容を確認後、特に問題がなければ口座にお金が振り込まれて手続き完了します。

余計な出費を減らしたい、手軽に手続きしたい人は、Webから申し込みましょう。

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